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目次前回 < > 次回 第 299 回化学分科会開催報告
日時 2008 年 12 月 9 日 (火) 14:00-16:30
場所 (社)化学情報協会 講習室

配布資料

[テーマ]

[概要]

最近のトピックスについてお話しをうかがった。

 化学物質からの文献検索のポイントとして、REGISTRYファイルで得られた物質の関連文献検索の注意点について、ご説明頂いた。REGISTRYファイルはCAplus/CAファイルの他に様々な情報源から物質を収録しているため、REGISTRYファイルに収録されている物質に関する文献がCAplus/CAファイルで得られない場合がある。その理由として7つ挙げられていたが、特に注意して欲しい理由として、多成分物質の成分となっている場合がある。CAファイルに多成分物質が索引される場合は、個々の構成成分は必ずしも索引されるとは限らないが、REGISTRYファイルには構成成分の物質レコードも登録されるので、その物質を成分として含む多成分物質を検索する必要がある。

 生成物を指定した検索ではCAplus/CAファイルとCASREACTファイルの収録内容を比較し、CASREACTファイルでCAplusファイルの検索では得られない合成文献が得られる場合についてご説明頂いた。また、CAplus/CAファイルとCASREACTファイルの回答は重複が存在するので、

での検索方法の違いと注意点を解説して頂いた。

 最近のトピックスとして、CAplus/CAファイル、CASREACTファイルにWileyの反応情報由来のデータが収録されたこと、SET SPELLINGSとSET LHISTORYコマンドの追加などのお話しがあった。詳細はJAICIホームページをご覧頂きたい。