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目次、前回 < > 次回 | 第 271 回化学分科会開催報告 |
日時 | 2005 年 12 月 13 日 (火) 14:00-17:00 |
場所 | (社) 化学情報協会 会議室 |
配布資料:
今回は化学情報協会を訪問して、STN AnaVist, STN の IPC8 対応、およぴ SciFinder 2006 についての話をうかがった。
1. STN AnaVist
2006年春リリース予定のSTN AnaVistについて、化学情報協会 上野様にご説明いただいた。ビジュアル化ソフトのSTN AnaVist はCAPLUS,USPATFULL, USPAT2,PCTFULLの4つのファイルの検索結果を利用できる。AnaVistでのクエリービルダーを使った検索結果と、STN Express V8.0の検索結果のインポートの2つの方法があるが、同じキーワードで検索しても結果は異なり、また、クエリービルダーを利用すると、ファイル間のレコードの重複除去が出来ない。ビジュアル化の上限は2万件までで、Visualizationに料金がかかるが、その後いくつチャートを作製しても料金はかからない。詳細な料金は未定。
2. STN の IPC8 対応
STN の IPC8 版対応の最新情報について、上野様にご説明いただいた。過去の特許についても IPC の再分類が行われるが、そのデータについて、WPI は 2 月のリロードの際に収録予定、INPADOC, CA ファイルは収録時期未定、特許フルテキストデータベースは当面収録予定なしとの対応になっている。新旧両方の IPC を検索できるようになっているが、スーパーサーチフィールドの /IPC などは検索対象フィールドが変わり、また、新しいデータに対応した /IPC.KW コードの追加がある。WPI は 2 月のリロードで他にも /BI の基本索引に拡張抄録が対象となること、MEMB 形式で公報レベルの情報が出力できるなどの変更も実施される。
3. SciFinder 2006
SciFInderの新機能について、江崎様にご説明いただいた。新機能としては、可変置換位置・くり返しグループによる構造・反応作図・検索(定額のみ)、類似構造検索、文献回答集合からの MEDLINE レコードの重複除去、書誌情報からの検索がある。類似構造検索は部分構造検索と異なる結果が得られることがあり、例えば、部分構造検索で得られた置換基がとても大きい化合物などは、類似性が低いとして、類似構造検索の結果には含まれないことがある。(類似構造検索の結果表示はスコア 60 まで)