トップ 日本オンライン情報検索ユーザ会 (OUG)
目次、前回 < > 次回 | 第 252 回化学分科会開催報告 |
日時 | 2004 年 3 月 16 日 (火) 14:00-17:00 |
場所 | (社) 化学情報協会講習室 |
配布資料:
今回は化学情報協会の田中さんより、STN Experss V7 と STN の最近の話題についてご説明を頂きました。
1. STN の最近の強化点
CASフォーラム 2004 から STN の最近の強化点に付いて説明。CA の米国特許の採択基準に米国特許分類が追加されたことなどが説明されました。新機能として紹介された、CA Lexicon 日本語検索補助機能は無料のサービスだが、通常の接続時間料が課金されるため、見るだけならZCAなどを使った方がいいこと、また、STN Express の日本語設定が必要なことが詳しく説明されました。
2. STN Express のビジュアル化機能
STN Express のビジュアル化機能として、2D ANALYSIS ウィザード、R グループ分析ツールの説明がありました。2D ANALYSIS ウィザードは Discover ウィザードウィンドウの検索結果分析のボタンをクリックすることで、自動的にANALYZE,TABULATE コマンドが実行され(実行されるファイルは変更できない)、グラフまで自動的に表示される機能です。保存したグラフは接続終了後も編集・加工することが出来ます。R グループ分析ツールはRグループ分析用保存をクリックすることにより、オフラインでテーブルが作成できます。その他、テーブルツールで Individual PI を選択することにより、対応特許を複数行に分けることが出来るようになりました。
3. その他 STN の 2003 年度の変更点
STNews で説明。
4. STN Express 関連の料金について
STN Express V7 はバージョンアップではなく、新規購入となります。また、STN Express の回答を SciFinder で再現する場合は、料金に注意が必要とのことです。SciFinder 用保存をクリックすると 1,389円/回かかり、再現する際には定額契約は無料だが、タスクユーザーは 0.5〜1.5 タスク、情報担当者は 41,398円(Caplus/MEDLINE は 82,796円)かかるので注意して下さい。