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目次前回 < > 次回 第 250 回化学分科会開催報告
日時 2003 年 12 月 10 日 (火) 14:00-17:00
場所 (社)情報科学技術協会会議室

配布資料

  1. SciSearchファイルの検索事例の紹介
  2. Derwent WPI Online/STN セミナーに出席して
  3. 化学物質とインターネット情報
  4. 改正化審法の概要
  5. 新聞情報によるデータベース動向

1. SciSearchファイルの検索事例の紹介

 タイトルが「Photocatalytic Purification and Treatment of Water and Air」(CAの索引ではPROCEEDINGSのためEDITORSとしてOills,Al-Ekabiが記載されている)の文献を引用している文献をSciSearchファイルで検索した事例の紹介があった。この文献はAuthorをAnonとして引用されていることが多いが、今回の検索ではAnonは0件であった。OLLIS Dや他のAuthorで収録されているものもあった。

2. Derwent WPI Online/STN セミナーに出席して

 上記セミナーで得られた情報に関して紹介があった。DerwentのHPで出願人コ−ド、ダウエントクラス、及びマニュアルコードが検索可能である(http://www.derwent.co.jp/)。

また、WPIファイルをSTN/Dialogで検索する場合の違いでは、STNではCAとWPIのクロスファイル、コードのオンラインシソーラスの使用、Expand LEFTの使用、ファミリー検索コマンドの利用等、が可能であり、DialogではIPC検索が、始め:終わり で検索できる等の利点がある。

3. 化学物質とインターネット情報     雑誌「化学経済(化工日報社)」にて「化学物質とインターネット」のテーマで10回にわたり連載された概要について紹介があった。連載期間は平成15年3月号から12月号にかけてであり、情報提供機関、研究者、企業、協会、NGO 等の各々の立場から上記テーマをベースに述べられており、参考になる点が多々ある。

4. 改正化審法の概要

 平成16年4月1日から施行される改正化審法の概要について紹介があった。化学物質の動植物への影響に着目した審査・規制、難分解性・高濃縮性の既存化学物質に関する規制、環境中への放出可能性に着目した審査制度、及び事業者が入手した有害性情報の報告の義務付けが新たに導入される。改正の概要は製品評価技術基盤機構のHPに搭載されている(http://www.safe.nite.go.jp/)。

5. 新聞情報によるデータベース動向

 新聞情報によるデータベース動向について紹介があった。興味あるものとして、改正化審法の施行に伴う化学物質の特性・有害性データの一元化の取り組み(三省で2004年度から)、失敗例を集めたデータベース(http://shippai.jst.go.jp/)、データベースで研究成果を提供(物質・材料研究機構)、歴史資料の地震のデータベース化(神戸大を中心に)等。