インターネットの進展がもたらした変化、そして、急速なデジタルテクノロジーの進化とともに学術コミュニケーションの世界も大きな変革期にあります。この流れが学術文献データベースにどのような影響を与えるのでしょうか?
総説・解説「新世代の学術文献データベースが切り拓く可能性」(情報の科学と技術、2019年69巻11号、p.529-534、https://doi.org/10.18919/jkg.69.11_529)を執筆した宮入暢子氏をお迎えして、学術コミュニケーションにおける技術革新やコンテンツの多様化、標準化、オープン化によって学術文献データベースが今後どのような変化を遂げるのか……その将来像を語っていただきます。
【ライフサイエンス分科会について】
ライフサイエンス分科会はデータベースの利用者と提供者とが相互に意見交換する中でお互いの価値観を共有し自身のスキル向上やサービス向上に役立てることも目的に活動しています。
日常的に使い慣れたデータベースも学術コミュニケーションの世界の変化に伴い確実に変化することが予想されます。サーチャーとしてインフォプロとして知っておくべきことは何なのか、今後どのように取り組むべきか。第400回の節目にその先を考えてみよう、と、企画しました。OUGライフサイエンス分科会メンバーの方以外も広く皆さまのご参加を歓迎します。
ライフサイエンス分科会のページに過去の開催記録やINFOPROの資料なども掲載しています。
講師
- 宮入 暢子(みやいり・のぶこ) 氏(学術コミュニケーションコンサルタント)
東京を拠点にフリーランスとして、STM出版や学術コミュニケーションにおける新規ビジネス開発とスタートアップに関する戦略コンサルティングに従事。その他、情報通信研究機構招聘専門員(2019-)、DataCite APAC Expert Group member(2020-)、東京工業大学社会人アカデミー講師(2022-)、青山学院大学コミュニティ人間科学部非常勤講師(2022-)など。過去には筑波大学図書館情報メディア研究科非常勤講師(2019-2022)、ORCIDのアジア・太平洋地区ディレクター(2015-2018)、ネイチャー・パブリッシング・グループ(現シュプリンガー・ネイチャー)のカスタム出版ディレクター(2012-2015)、トムソン・ロイター(現クラリベイト)の東南アジアビジネス開発主任コンサルタント(2009-2012)など。機械学習モデルにより論文の自動要約を作成するPaper Digestのアドバイザーとして、2018年にデジタルサイエンス社よりCatalyst Grantを受賞。
訳書に『学術コミュニケーション入門:知っているようで知らない128の疑問』(Rick Anderson著、アドスリー、 2022)がある。米国ハワイ大学マノア校図書館情報学修士。
関連ページ:ウェブサイト/ORCID
日時
2023年4月20日(木) 14:00~16:00
開催形式・定員
- Zoomによるオンライン開催
- 100名
※開催後,申込者限定でアーカイブ動画を公開する予定です。
参加費
- OUG会員:無料
- INFOSTA会員:2,200円
- 非会員:5,500円
※それぞれ税込価格
申込方法
- こちらのページ(Peatix(INFOSTA会員、非会員用))からお申し込みください。
- 開催7日前以降のキャンセルについては、参加費の全額を頂戴いたします。
主催
一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 日本図書館協会会館 6F
Tel: 03-6222-8506 Fax: 03-6222-8507