2024年4月に新たに発足したINFOSTA AI利活用研究会(INFOSTA-AISG)は、AIツールを実践的に活用し、業務の効率化や高度化を図るとともに、活用の際に生じる課題や悩みを共有し、ともに解決策を探るという活動を続けています。
AIツールを日常的に活用しているエンジニアや研究者だけでなく、企業のDX推進担当者、個人事業主など、さまざまなバックグランドの方々が参加し、毎月活発な議論を続けています。
7月に開催されたINFOPRO 2024では、美容用品の販売現場での生成AI活用の実践事例を発表しました。
このたび、人工生命研究の第一人者・岡 瑞起 氏をお迎えし、生成AIがもたらす創造性の革新について考察するスペシャルイベントを開催いたします。
2024年10月の三宅 陽一郎 氏による講演「メタバースからみた生成AIのインパクト」に続く第2弾として、今回は「創発」と「自己組織化」の視点から、人工生命研究とAIの融合がもたらす可能性に迫ります。
人工生命の研究で培われてきた知見は、今日の生成AIにどのように活かされているのか。
そして、それは私たちの創造性をどこまで拡張していくのか。
『ALIFE | 人工生命より生命的なAIへ』の著者である岡氏に、最新の研究成果と共に、AIと人間による新しい創造プロセスの展望をお話しいただきます。
日時
2025年1月22日 16:30-18:00
会場
オンライン開催(Zoom)
参加費
無料
こちらのページ(Peatix)からお申し込みください。
ゲスト
岡 瑞起 氏(人工生命研究者)
プロフィール
筑波大学システム情報系 准教授/株式会社ConnectSphere代表取締役。2003年、筑波大学第三学群情報学類卒業。2008年、同大学院博士課程修了。博士(工学)。同年より東京大学 知の構造化センター特任研究員。2013年、筑波大学システム情報系 助教を経て現職。専門分野は、人工生命、ウェブサイエンス。著書に『ALIFE | 人工生命より生命的なAIへ』(株式会社ビー・エヌ・エヌ)、『作って動かすALife – 実装を通した人工生命モデル理論入門』(オライリージャパン)などがある。
講演要旨
生成AIの台頭により、創造性の概念が大きな転換期を迎えています。本講演では、人工生命研究の知見を基に、AIと人間の新しい創造プロセスの可能性を探ります。特に、人工生命研究で培われてきた「創発」や「自己組織化」の考え方が、生成AIによる創造活動にどのように活かされるのか、また、それによって私たちの創造性がどのように拡張されていくのかについて考察します。さらに、人工生命とAIの融合がもたらす未来の創造的システムの展望と、それが社会にもたらす影響について議論を深めます。
主催
一般社団法人 情報科学技術協会
(Information Science and Technology Association, Japan; INFOSTA, インフォスタ)