2024年4月に新たに発足したINFOSTA AI利活用研究会(INFOSTA-AISG)は、AIツールを実践的に活用し、業務の効率化や高度化を図るとともに、活用の際に生じる課題や悩みを共有し、ともに解決策を探るという活動を続けています。
AIツールを日常的に活用しているエンジニアや研究者だけでなく、企業のDX推進担当者、個人事業主など、さまざまなバックグランドの方々が参加し、毎月活発な議論を続けています。
7月に開催されたINFOPRO 2024では、美容用品の販売現場での生成AI活用の実践事例を発表しました。
このたび、「生成AIは私たちの生活や働き方に、これからどのような影響をもたらすのか」という問いに向き合うため、ゲームAIやメタバースに造詣に深い三宅 陽一郎 氏をゲストに迎えたスペシャルイベントをオンライン開催します。
実は、いま私たちの社会に大きな影響をもたらしているSNSやオンラインチャット、さらにAIの飛躍的進化をもたらしたディープラーニングなどの技術の源泉の一つは、ゲームやメタバースのヴァーチャル空間にあります。たとえば、現在一世を風靡しているAI半導体メーカーの出自は、パソコンゲームのためのグラフィックボードのメーカーでした。
今回のスペシャルイベントでは、いまゲームやメタバースの最前線で起きていることを紹介していただき、これからの私たちの生活や働き方に、生成AIがどのようなインパクトをもたらすかを、皆さんと一緒に考えます。
日時
2024年10月23日(水)19:00-20:30
会場
オンライン開催(Zoom)
参加費
無料
こちらのページ(Peatix)からお申し込みください。
ゲスト
三宅 陽一郎 氏(東京大学 生産技術研究所 特任教授 / 立教大学 大学院人工知能科学研究科 特任教授)
プロフィール
デジタルゲームにおける人工知能を研究している。エージェントモデル、意思決定、ゲーム全体をコントロールするメタAI、ビヘイビア・戦略の学習などである。さらにゲームAI技術を応用したスマートシティ、メタバースの研究を進めている。また心身を持つフルセットの人工知能開発には、それを支える強固な哲学的足場が必要であり西洋、東洋哲学と人工知能の関わりを開拓している。さらに人工知能を広く社会に伝えるため、ボードゲームを用いたワークショップ形式の人工知能教育法をテーマとしている。
著書に『人工知能のための哲学塾』『人工知能のための哲学塾 東洋哲学篇』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『人工知能の作り方』『ゲームAI技術入門』(技術評論社)、『なぜ人工知能は人と会話ができるのか』(マイナビ出版)、『<人工知能>と<人工知性>』(iCardbook)。共著に『絵でわかる人工知能』(SBクリエイティブ)、『高校生のための ゲームで考える人工知能』(筑摩書房)、『ゲーム情報学概論』(コロナ社)、『FINAL FANTASY XVの人工知能』(ボーンデジタル社)。監修に『最強囲碁AI アルファ碁 解体新書』(翔泳社)、『マンガでわかる人工知能』(池田書店)などがある。
主催
一般社団法人 情報科学技術協会
(Information Science and Technology Association, Japan; INFOSTA, インフォスタ)