一昔前まで、医療はPaternalism(パターナリズム:家父長的温情主義)に支えられてきました。
医師免許を所持し専門知識を得ている医師を全面的に信頼し「お任せ」することで、患者も救われるのが当然という考え方です。
病気やケガについて欲しいと期待される様な医学医療情報は医師・医療従事者が独占的に得られるものであり、患者の得られる情報とは質と量に圧倒的な差があって「情報の非対称性」と称されてきました。
しかし近年では、インターネットの普及によって医療情報公開も進み、PubMedで医学論文を検索し、グーグル等検索エンジンやネットサーフィンによって誰もが、どこからでも欲しい情報を得る事が当たり前に出来る様になっています。
その結果、自らが受ける治療について自ら(もしくは医療者と共に)意思決定する傾向は高まってきています。
本セミナーは、そんな時代にあって、インターネット上の様々な情報に惑わされることなく、適切な情報を探し、情報を吟味する為の参考にと、企画しました。
※本セミナーの会誌掲載広告はこちらからご覧になれます(PDFデータが開きます)。
主な内容
- 医学と医療、科学と実践、医師と患者、医学情報を巡る話題
- 医療の不確実性、情報大航海、情報薬処方
- EBM(Evidence Based Medicine)の考え方
- 医療者によるEBMの実践
- EBMの考え方を踏まえたヘルスインフォメーションの評価方法
- ヘルスインフォメーションを解釈するチェックポイント
講師
- 南郷 栄秀 氏(地域医療機能推進機構 東京城東病院総合診療科)
- 鈴木 博道 氏(国立成育医療研究センター、NPO法人日本コクランセンター)
日時
- 2019年10月28日(月) 13:30~16:30
会場
- 日本図書館協会会館 2階 研修室(〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14)
- 東京メトロ日比谷線・東西線 茅場町駅下車 徒歩5分
- 会場へのアクセス
定員
- 60名
参加費
- 正会員:7,700円
- 維持会員:5,500円
- 特別会員:6,600円
- 非会員:11,000円
※価格はすべて消費税込みのものです。
※セミナー申込時に当協会の会員に入会されますと、入会金免除に加えて会員価格が適用されます(入会案内・会員手続き)。
※開催1週間前までに受講票、会場案内図、請求書等を郵送いたします。
※開催7日前以降のキャンセルについては参加費の全額を頂戴いたします。
申込方法
- 「申込フォーム」からお申し込みください
- 後日,請求書,参加票をお送りいたします
- 不明な点は、「問い合わせフォーム」からご連絡ください
主催
一般社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)
〒104-0033 東京都中央区新川1-11-14 日本図書館協会会館6F
Tel 03-6222-8506 Fax 03-6222-8507