B会場 2階201号室
○は会場発表者,敬称略

B−1 <学術情報流通> 座長:真銅解子(東レ)

09:40-10:15
学術コミュニケーションの新しい流れとしてのBioMed Central
− オープンアーカイブへの学術論文投稿の流れ −

 (株)サンメディア  松下  茂

論文執筆者が、出版社を介さずWeb上で自らの論文を流通させるという試みが始まっています。
BioMed Central及び学術コミュニケーションの新しい動きをご紹介します。


10:20-10:55
海外事例をはじめとした電子ジャーナルの動向について
NTTラーニングシステムズ(株)  尾身 朝子

この1,2年の電子ジャーナルの普及にはめざましいものがある。欧米の科学技術・医学分野の主要な論文誌はほとんど電子化されており、わが国でも主要な大学では研究者が自分の研究室から自由に閲覧できるようになっている。また海外のDBやリファレンスセンタとのリンクの重要性が高まっている。これらの話題について解説し、さらに将来の動向について言及する。


11:00-11:35
文献複写権問題に関するINFOSTAの取組みと今後
− 学術情報流通の正常な社会システムの構築を目指して −

INFOSTA複写権問題対策委員会
実践女子短期大学  三浦  勲

現在、多くの企業が自社内の文献複写に関し日本複写権センターとの契約に加えて、学術著作権協会、JCLSという他の民間団体2機関とも契約せざるをえない状況におかれている。INFOSTAは出版物の著作権集中管理は1機関が代表して行うべきとの主張を持っており、現状の打開のために積極的に取り組んでいる。


(75分間 昼休み)


B−2 <情報の評価と活用> 座長:川村 剛(川村テクノサーチ)

12:50-13:25
製薬企業Webサイトで見つける治験薬情報
− 治験薬データベースとの比較 −

住友化学工業(株) ○岡  紀子 中北美佐子
(有)アイ・エー・シー(井上学術情報センター) 仲 美津子

医薬品の開発情報調査において,各種治験薬データベースをよく利用する。
ところがこれらのデータベースでは見つからないものが、製薬企業のWebサイトで見つかることがある。
国内製薬企業および海外製薬企業約20社について、Webサイトの治験薬情報を基本にして、それらの市販の治験薬データベースへの掲載の有無を比較した。
その結果、各社のWebサイト上の情報は、件数としては少ない。しかし数種の治験薬データベースのどこにも収録のないものや、Phase IIという重要な開発段階にあるようなものも見つかった。結論として、Webサイト上の治験薬情報は重要な情報源のひとつであるということと、定期的にウォチングするなど目的に応じた対応が必要であるということが分かった。


13:30-14:05
研究者にやさしい米国特許情報
− 特許庁提供「米国特許和文抄録データ」の利用について −

 (有)ビーパッツ  小林 範夫

特許庁が提供する「米国特許和文抄録データ」を中心に、他の日本語データと組み合せて米国特許を日本語で調査できるためのデータベースおよびシステム。


B−3 <検索システム> 座長:川村 剛(川村テクノサーチ)

14:10-14:45
インデクシングと検索の両視点から特許検索システムの今後の方向をさぐる
    (考察と提案)
− Fugmannの自明な5原則ルールの示唆 −

INFOSTA SIGパテントドクメンテーション部会
(株)帝人技術情報  ○桐山  勉
元(株)帝人技術情報 長谷川正好
はやぶさ国際特許事務所  川島  順
(財)日本特許情報機構  玉置 研一
元三共(株) 吉田 郁夫
(株)情報管理研究所 辻川剛由

抄録作成索引方法についてはFugmannの情報システム・DB構築の基礎理論があり有名である。その中で自明な5原則ルールが解説されている。抄録作成・索引支援システムとしては日本ではJSTのNAISSシステムが知られており、海外では、DERWENT社の社内専用システムが稼動している。一方、特許情報検索システムではエンドユーザ志向の全文検索が最近よく使われている。ブロードバンド時代においてサーチャー向け特許情報検索システムに要望される改善の方向をFugmannの自明な5原則ルールの視点から探る。


14:50-15:25
三位一体型情報検索システムの時代に当たり、検索言語システムの再構築の方向を探る
INFOSTA SIGパテントドクメンテーション部会
元(株)帝人技術情報 ○長谷川正好
 (株)帝人技術情報  桐山  勉
はやぶさ国際特許事務所  川島  順
(財)日本特許情報機構  玉置 研一
元三共(株) 吉田 郁夫
(株)情報管理研究所 辻川剛由

三位一体型情報検索システムとは、インターネットリンク(ハイパーテキスト)型、全文検索型及び索引言語による検索システムと考える。
この時代に当たり、従来からの索引言語検索システムの本質(特に全文データベース検索システムとの相違)を考察し、その再構築の方向を探った。
パテントドクメンテーション部会活動の成果の1つとして発表する。


A会場
特別講演 15:40 → 17:00

17:10-19:00
 情 報 交 換 会