情報検索技術をうまく利用して、医薬品・農薬などの化学物質の開発効率を大幅に改善する方法があれば、すばらしいとは思いませんか? 今回は、このような方法に関するセミナーです。 製薬・化学メーカーにお勤めのサーチャーや情報サービス部門のマネージャーの皆さんはもちろんのこと、創薬や化学物質の開発に携わる化学者や研究部門のマネージャーの方々にも、是非ご参加いただきたいと存じます。 可能であれば、経営者クラスの方々にもご参加いただければ、と念じております。
さて、医薬品・農薬・化学薬品の開発には、多大なコストと時間を要することは周知の事実です。しかし、これまで有効な方法はなく、多くの場合、過去の経験と勘を頼りとする、しらみつぶし的方法に頼っていたのではないでしょうか。 最近、創薬分野においては、効率的な分子設計のためにLipinski博士のRule of Five、Wermuth博士のSOSA(Selective Optimization of Side Activities)が提唱されるようになりました。 これらの提唱により、化学物質の開発には、情報検索技術の活用が重要であることが、明らかになってきております。
講師の矢野氏は、両博士のはるか以前から、MEDLINE、RTECS、The Merck Indexなど、データベース検索技術を活用することにより、効率よくリード化合物を発見し、目的とする化合物を開発する方法を提案されてこられた方であり、矢野氏の方法に関する論文は、化学分野の英文査読誌 (SAR and QSAR in Environmental Research)にも掲載されています。 今回のセミナーでは、矢野氏の方法について、その着眼点・考え方を含めて、かつ実例をも交えて説明していただきます。
セミナー終了後、講師を囲んだ懇親会も企画しておりますので、皆様奮ってご参加ください。
講師
矢野 邦彦氏 (Ph.D.)(Yano Research Laboratory, Inc.)
日程
2006年10月6日(金)15:00〜17:00
場所
定員
40名(先着順、お早めにお申し込みください)
参加費
会員:5,250円 非会員:6,300円(いずれも税込み)
※開催7日前以降のキャンセルについては、参加費の全額を頂戴いたします。
申込方法
申込先
社団法人 情報科学技術協会(INFOSTA)
112-0002 東京都文京区小石川2ー5ー7(佐佐木ビル)
TEL:03-3813-3791 FAX:03-3813-3793
会場案内
※大阪駅前第1ビル11階の東南の角にあります。エレベーターで11階に行くと、随所に看板が出ています。
セミナールームは,凌霜クラブとは反対側(廊下突き当たり)にあります。