A会場 2階203号室
○は会場発表者,敬称略
A−1 <情報分析(その1)> 座長:北島由紀子(大正製薬)
09:40-10:10
Brand Impact Diagramによる企業R&D情報発信の解析と効果の可視化
− R&Dブランド価値評価に関する試み
−
(株)日立製作所 ○内田 史彦 木下 登美子
下瀧 美奈子
企業のR&Dの情報発信は、Time to Marketの短縮化とコーポレート・ブランド価値の向上という二つの価値を持つ。これらの二つの価値創造プロセスを数値モデル化し、定量的に評価する手法を検討した結果について述べる。モデル化には、線形自動制御理論を適用した。R&D広報による顧客反響(Customer
Impact)軸、メディア反響(Media Impact)軸、株主反響(Investor
Impact)軸で形成されるBrand Impact Diagram(BID)を提案し、研究所の実データを用いてR&Dプレゼンスを解析し、効果の可視化を行った。
15分間 休憩
10:25-10:35
社団法人 情報科学技術協会 会長挨拶 近江 晶
10:35-11:35
特別講演 インパクトのある情報の提供をめざして
− 気象予報に学ぶ情報の収集、分析と予測 −
NHK天気予報キャスター 気象予報士 高田 斉
氏
60分間 昼休み
A−2 <Web情報> 座長:北島由紀子(大正製薬)
12:35-13:05
制作会社側から見た企業ホームページとコミュニケーションのあり方
− 情報発信者と利用者のはざまで −
スタジオ・ヤク(有) 河合 寛
今日の企業サイトにどのような役割が期待されているか、また情報提供する側(サイトを所有する企業&制作会社)がどのような姿勢でそれに臨んでいるのか?といった点について制作会社としての立場からご説明します。
情報を利用する側にとって特に面白そうな話題:
(1)サーチエンジンと企業ホームページの関係(SEO=サーチエンジン最適化)
(2)ホームページのコンテンツには会社によって質・量共に大きな差がありますが、
何故そのようなことが起こるのか、B2B(生産財)サイトを中心にご説明します。
それ以外の部分は、サイト運営に携わる方も含め、なるべく多くの方にわかりやすい内容にしたいと考えております。
13:05-13:35
インターネット上での企業情報調査
− 世界の製薬会社Top20のWeb その3 −
IS Forum インターネット分科会「企業Web調査」
(有)アイ・エー・シー(井上学術情報センター) | ○仲 美津子 |
(株)住化技術情報センター | 岡 紀子 |
(株)イシダ | 田中 邦英 |
小野薬品工業(株) | 中江 貴彦 |
大日本スクリーン製造(株) | 中野 剛 |
野依佐千子 |
ここ数年インターネット上の企業Webは企業案内だけでなく投資家向け情報が充実してきている。そこには製品詳細、製品別売上、開発品情報等が頻繁に公開されている。世界の製薬会社Top20のWebをサーチャーの視点から調査し、どのように変化したかを調べてみた。1999年、2000年発表の続報。
5分間 休憩
13:40-14:10
FDAホームページの歩き方(1)
− ホームページ概要の作成 −
日産化学工業(株) | ○山本 明子 |
旭化成(株) | 山本香奈子 |
味の素(株) | 今井 奈月 |
三菱ウェルファ−マ(株) | 礒邉 彰男 尾坂 曜子 |
〃 | 鷹野 祐子 田中 経子 |
大正製薬(株) | 小河 邦雄 |
大鵬薬品工業(株) | 野田 利章 |
ゼリア新薬工業(株) | 浜崎 泰嗣 |
第一製薬(株) | 林 晴子 |
協和発酵工業(株) | 松浦智佳子 |
日本製薬情報協議会(PIAJ)の有志で、FDAのホームページのCDER、CBERおよびMedWatchのホームページの概要をEXCELの一覧表にした。この発表では、CBERを例にとり、その作業の基本方針と出来上がった一覧表の基本的な利用方法について述べる。
14:10-14:40
FDAホームページの歩き方(2)
− エンドユーザー利用のためのインデックスの付与とHTML版の作成
−
小野薬品工業(株) | ○中江 貴彦 成田 健介 |
三菱ウェルファーマ(株) | 石田 美穂 |
参天製薬(株) | 清玄寺雅媛 真野美穂子 |
大塚製薬(株) | 高垣 有理 中野 敦子 |
日本新薬(株) | 宮本さとみ |
「FDAホームページの歩き方(1) ホームページ概要の作成」で発表した内容を元に、CDERについては、更に工夫を重ね、エンドユーザーの使用を念頭においたインデキシングとHTML版の作成を行なった。この作業と、出来上がったCDER利用のための手引き
(CDER パスファインダー)について紹介する。
(10分間 休憩)
A−3 <医学・病院の情報活動> 座長:原田智子(産能短期大学)
14:50-15:20
医学・医療の現場で求められる情報サービスと情報専門職
東京慈恵会医科大学医学情報センター 阿部 信一
医療の現場では質のよい科学的な根拠が求められるようになり、医学研究においてはゲノム解析のようにバイオデータベースを使いこなす能力が必須となっている。そのような時代にあって、欧米の先進的な医学図書館では、診療チームに図書館員が加わって、診療に必要な情報を提供したり、研究グループに図書館員が加わって、配列解析を行ったりしている。そのような新しい情報サービスの状況を概観し、それに携わる情報専門職に求められる能力などについて考察する。
15:20-15:50
ヘルスサイエンス情報専門職認定制度創設へ向けて
− INFORUM2002(JST主催)報告後の展開 −
日本医学図書館協会教育・研究委員会 | |
慶應義塾大学医学メディアセンター | ○舘 田鶴子 |
松本歯科大学図書館 | 吉江 吉夫 |
北海道医療大学総合図書館 | 平 紀子 |
日本医科大学中央図書館 | 殿崎 正明 |
JFE健康保険組合川鉄千葉病院図書室 | 奥出 麻里 |
東邦大学医学メディアセンター | 平輪 麻里子 |
鳥取大学附属図書館 | 白木 俊男 |
日本医学図書館協会(JMLA)は、会員である医学図書館員の自己啓発を促し、継続教育への参加を活性化し、情報専門職としての専門性を高めることを目指して、「ヘルスサイエンス情報専門員」という名称の認定資格制度創設の準備を進めている。本制度の意義と現時点での概要を報告する。
5分間 休憩
15:55-16:25
21世紀の患者図書館の役割
− 医療者と患者の情報格差を是正し、患者の主体的治療を支援 −
静岡県立静岡がんセンター「あすなろ図書館」 菊池 佑
今、医療従事者と患者との間の情報量の格差が問題となっている。患者も市民として医療情報に必要に応じてアクセスできるシステムを構築すべき時に来ている。
いのちの情報を収集・管理し利用に供する患者図書館の役割と価値について認識する人が増えつつある。
16:25-16:55
医療の中の図書館
− 病院図書館の果たすべき機能と課題 −
星ヶ丘厚生年金病院図書館 首藤 佳子
病院図書館は、昨今の医療環境および情報環境の変化に伴って、機能の変革を迫られている。求められる機能とこれを達成するための条件について、現状と課題を報告する。