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目次、前回 < > 次回 | 第 264 回化学分科会開催報告 |
日時 | 2005 年 4 月 5 日 (火) 14:00-17:00 |
場所 | (株) ダイヤリサーチマーテック 大会議室 |
配布資料:
今回は時実象一氏に電子ジャーナルの最近の動向に関するご講演を頂いた。
1. オープンアクセスと機関レポジトリ
最近の電子ジャーナルに関する動向として注目されるオープンアクセスの概念・歴史、米・英・日本の動きなどを解説していただいた。 オープンアクセスを実現する方法として、オープンアクセス雑誌と機関レポジトリがあり、海外ではいくつかの宣言も出されている。米国ではNIHが資金提供した研究成果の論文の最終原稿は12ヶ月以内に PubMed Central に提供するよう研究者に要請されることが決まり、2005年5月2日より実施される。提供された論文は無料公開される。今後は大学・研究機関による機関レポジトリが広がる傾向にある。レポジトリの論文は Google Scholar などで検索できる。(なおこの講演は 5/9 の情報科学技術協会での講演の一部である)
2. 電子ジャーナルのリンク
電子ジャーナルのリンクの仕組み、各種用語の説明をしていただいた。