特集:始まる情報教育―初等中等教育のなかで司書教諭のいる学校図書館と情報教育の可能性―1つの事例報告
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青山 比呂乃 (あおやま ひろの) 千里国際学園図書館 |
千里国際学園には,2つの学校が共存している。英語で授業をするインターナショナルスクールでは,図書館が頻繁に使われ,教員は勉強の技術―図書館利用技術を生徒に習得させることを重視している。また小中学生向調査研究用図書や2次資料が充実している。一方の日本の中学高校では,司書教諭が中1向け授業「情報の技術入門」を実践している。その結果,それ以降の各教科で出される調査研究課題への生徒の取り組み方が格段に向上した。情報科教諭は現在コンピュータの使い方を主に教えている。今後も教科教諭,情報科教諭,司書教諭の3者が一体となって連携すれば,教科教育を通じた,より効果的な情報技術習得のプログラムを考えていくことができるだろう。
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キーワード:情報教育,情報リテラシー,情報検索,学校図書館,司書教諭,インターネット |