大学図書館員は,過去十数年以上にわたる間断ない雑誌価格高騰に対するかなりの動揺を抱いている。しかも,図書館員の怒りは少数の大出版社(多数のタイトルを取り込んでいるという意味での「大」出版社)に対して向けられており,それらの大出版社が価格を左右する力が,彼らの予算を目減りさせ,学問を危機に晒しているというのであった。この市場でもし出版社が競争を阻害する方向で動いているのであれば,我々は,それが「どのように」「なぜ」おこっているか,確認するために新しい分野を開拓することが必要となる。
原文はhttp://www.arl.org/newsltr/200/mccabe.htmlを参照。
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